6月、7月のお休み

研修等に参加するため、以下日程がお休みになります。

6/21(水)~24(日)
7/21(金)~31(月)

ご迷惑をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

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骨間筋の感覚をとりもどす

グラウンディングWSの準備で自分の足を触り倒していたら、骨間筋の感覚が薄かったことに気が付きました。

骨間筋とは・・・

足の指は見える部分だけが指なのではなく、指の骨は実は足の甲部分から始まっています。中足骨(ちゅうそっこつ)と呼ばれるこの「見えない部分の指」の間にあるのが骨間筋。足の甲側と裏側と2種類が重なるようになっていて、甲側の背側骨間筋は足の指を開くのがお仕事。裏側の底側骨間筋は、反対に指を閉じるのがお仕事。一番深い層にある筋肉なので、感覚がなくなりやすいところだけど安定性においての重要度はとても高い。

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この背側と底側の骨間筋のバランスが、足の横アーチの維持にとっても重要なのです。

バレエで足先をポイントするとき、体幹からのラインが途切れてしまって、鎌足になったり逆鎌になったり、うまくつながらないのがしばらく課題でしたが、骨間筋に意識が入ったらようやくラインがつながりました。

驚いたのは、これで股関節の操作がぐっとクリアになったこと。はまりきらない、もやっとした感覚がなくなって、大腿骨頭がずいぶんはっきり見えるようになりました。

さらには左の前鋸筋~腹斜筋までのつながりがどうしても切れてしまうのも、左足の骨間筋はじめとするアーチのキープ力の弱さが関係していたもよう。

 

今までの経験から、股関節の自由を得るには、むやみにストレッチするより足の内在筋を使える状態にしてあげるほうが効果的だと感じています。土台が変わって、立位、歩行のバランスが変わると、自然に柔軟性が高くなっていく。どこかが硬いのは、そこ自体に問題があるというよりは、他にうまく使えていない場所があってからだのつながりが途絶えてしまっている、ということの結果であることのほうが圧倒的に多いので、見えているところを一生懸命伸ばすのではなく、使えてない空白の場所を埋めていく方が早い。

近位(体幹に近い箇所)の不自由は遠位(体幹から遠い場所)から解決すべし!ということで、手足の内在筋トレーニングに励みたいと思います。

 

 

 

 

 

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伊豆ヶ岳~子ノ権現

梅雨らしくない梅雨。
6月にしては涼しくさわやかなお天気の中
伊豆ヶ岳~子ノ権現を歩いてきました。

5月に行った棒の折で岩をよじ登っていたら、
通りかかった素敵なご夫婦が
「岩が好きなら伊豆ヶ岳も面白いよ」
と教えてくださったのがきっかけ。

伊豆ヶ岳は奥武蔵ではなかなか人気の山のようです。
頂上の手前で男坂と女坂にルートが分かれていて、
鎖場があるのが男坂。
通常女坂を登るよう勧められていて、
男坂を行くのは自己責任・・・

折しも分岐点にはオリエンテーリングを楽しむ
赤帽姿の小学生たちがいて、
「こっち(女坂)はなだらか、
こっち(男坂)は危険です!!」
と丁寧に案内してくれました。

そうか、ありがとう!
といって男坂へと向かう私たちに
「きをつけてくださーーーい!」
と子供らの応援。。
これはもう引き返せない。。。

幸い岩場はすっかり乾いていて、
滑る心配はなさそうです。
岩を愛する同行者は、
「クライマーは鎖を使わない」なんていって
本当に素手でスイスイ登って行ってしまった。

写真で見るより急な岩場で、
一瞬気持ちがひるんだけれども行くしかない。
あのたおやかな奥様だって登られたのだ、
私にだっていけるはず・・・

先に行った同行者はなにせ鎖を使っていないので
足場の参考にはまったくならず、
どこに足をかけたらいいのか岩とにらめっこ。

そろそろと登りつつ、途中後ろを振り返ったら
登ってきた岩場は下から見上げるより
上から見下ろす方がずっと急で、背中がひやりとする。
登るのはいいけど、降りられないパターンだ!

登り切るまで、絶対振り向いちゃだめ。

だめだと思ったらだめだし、
行けると思ったら行ける。
だめと行けるのちょうど境目に立って
自分を「行ける」にプッシュする。

岩場をよじ登りながら、
「こころの強さ」に想いを馳せました。

こんなふうに自分を追い込むのは久しぶりだな
こんなふうに自分を追い込めるほど強くなったのだな
こういう気持ちの強さが、これからやろうとしていることには必要なのだな

そうしてようやく登り切って、
登ってきた岩場を振り返って再度ひやり。

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ひやひや、怖かったけど楽しかった。
多分ここが本日のクライマックス。

そのあとの子ノ権現へと向かう道は
アップダウンの繰り返し
この風景さっきも見たよ、デジャブ???
なんていうのが何度もあって
なかなか思っていたより歩きがいがありました。

ほんの少し、心が強くなった一日。

 

 

 

 

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「重力」と「グラウンディング」

6/11(日)ロルファーと学ぶ「グラウンディングを深める足づくり」、無事終了しました。
ヨガをされている方、セラピストさん、理学療法士さんに作業療法士さんなどなど。いろんな方に来ていただいて、あっという間の二時間でした。

 

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今回のテーマは、ロルフィング的視点で考える「グラウンディング」について。

グラウンディングできている状態 = からだの中を重力が自由に通り抜けられる状態

として、足の中の重力の通り道を作っていくワークをご紹介しました。

 

重力のフローを止めているブロックには

分かりやすいブロック(コリ、痛みのある場所)
分かりづらいブロック(無感覚の場所)

の2種類があるのですが、分かりやすいブロックは、分かりづらいブロックの代償として作られていることが多いので、どんなにコリや痛みをほぐしても、その原因となっている無感覚ゾーンがそのままだと、やっぱりブロックは戻ってきてしまいます。

逆に言うと、無感覚だったブロックに感覚が戻ると、動きの方向性が変わってコリや痛みも消えてしまう可能性がある。

「足しか触っていないのに、全身楽になった」

というのはそのためです。

 

「グラウンディング」の方法というと、呼吸法やイメージを使うものが多いと思うのですが、筋肉や骨の感覚が薄い状態だと難しかったりするかもしれません。まずは自分で足を触って感覚をとりもどしてあげると、体感覚にしっかりつながったグラウンディングを味わうことができます。

 

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ご参加いただいた皆さま、どうもありがとうございました。

 

 

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筋膜はスペース

「筋膜とは、筋肉を包む膜である。」

というのは、ざーっくりした筋膜についての説明で・・・実際からだに触れて膜のネットワークを感じているときは、膜という感覚はなくて、どちらかというと「スペース」という言葉がしっくりきます。

そもそも筋膜という言葉には翻訳上のちょっとした混乱があって、私たちが見ている膜(fascia)は筋肉を包む膜だけではありません。(筋肉を包む膜はmyo-fascia(myo=筋の、fascia=筋膜)、厳密にいえば筋筋膜)。Fasciaとは膜/帯状の結合組織の総称で、それには

骨を包む骨膜
胸腔内の胸膜
腹腔内の腹膜
個々の臓器を包む漿膜
脳、脊髄を包む軟膜・クモ膜・硬膜

などがあり、
さらにいうと「筋肉を包む膜」にも

皮膚のすぐ下でからだ全体をボディースーツのように包む浅筋膜
その下で個々の筋肉を包む深筋膜

があって、
さらに深筋膜は

筋腹を包む筋外膜
筋束を包む筋周膜
筋線維を包む筋内膜

と、奥へ奥へとつながっています。もっといったら血管や神経も膜。

 

「結合組織」という名の通り、骨・筋・臓器・血管・神経・リンパなど、からだの中のあらゆるコンポーネントをつなげているのが筋膜。逆に言ったら、名前のついた器官以外の場所ぜんぶ、ということになるでしょうか。

 

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よく筋膜の説明で使われるオレンジの絵。

この絵で言うと、表皮(オレンジの皮)の下の白い層~中心につながる膜(房を区切る部分)~写真ではよく見えないけど、一つ一つのさのうまでが一続きのネットワークになっていて、この膜がすべてつながり均等な張力になっているかを見ています。

膜のネットワークが「生きて」いるとき、その中身の骨・筋・内臓・その他は自由に動くことができる。物と物との間にちょうどいい空間があって、それぞれが自由に動くことができて、どこかが動けばその他すべてもスペースを保ちながらバランスをとって動く。

だからロルフィングでの筋膜とは、私にとってはスペースであり、関係性であり、それらをすべて含む全体、というわけです。

ただ単に膜をリリースして癒着をはがしました、ではなくて、それによってからだの中に関係性が戻ってくることが大切なんです。

例えていうなら、絡み合っていた、切れていたケーブルをつなぎなおして出来上がり、ではなくて、そこにちゃんと信号が流れて、正常なコミュニケーションが成立できるかまでを見届ける。

 

– – – –

 

余談ですが、こういうからだの感覚(自分の中のスペース感覚)が無意識のレベルででもあると、自分の外側のスペースにも気が付くのが上手になる、と思っています。

たとえば電車で、一歩ずれれば空いているスペースがあるのに、人がぶつかり合っているようなとき。この空間の不均衡を居心地が悪いと感じるかどうか。自力で一歩動いて居心地の悪さから抜け出すという選択肢に気づき、それを選択する力を持ち、実行する力を持っているかどうか・・・

電車の中のスペース分布をみてみるとなかなか面白いです。ちなみに満員電車では、人のいる空間を見ていると苦しいけど、頭上の広がった空間の方に意識を向けてみると楽ですよ。

 

 

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【Scarwork事例】肘靭帯損傷:ケロイド状の手術痕

30代男性。10年前に陸上のハードルで転倒、左肘の靭帯を損傷し、修復手術を受けています。
ケロイド状になった手術痕で、傷周囲の感覚の薄さ、チクチク感、瘢痕組織の厚みがありました。

 

スカーワークを神経モビライゼーション、ボーンワークと組み合わせて30分+統合のワーク*を20分ほど実施。

*スカーワークをする場合、傷周辺をワークした後、全身のバランスをとるために必ず統合のワークを行います。

 

左が施術前、右が施術後です。

Scarwork_hiji

やっぱり写真がヘタ過ぎる・・・!
でも傷の厚み、ケロイド特有のつやつや感が減っているのが分かるでしょうか・・・
あとはいただいたご感想からご想像ください。

 

– – – –

10年前に左腕靭帯損傷によって受けた
ケロイド状になってしまった手術後を施術していただきました。

左腕の内側の手首から手術傷のある肘の感覚が、
手術を受けてない右腕と比べると、
常に布一枚を当てられて触れているような感じが
残っていて、鈍いものでした。

体温も右腕の同じ箇所と比べると低く感じていました。
手術後もケロイド状になってしまっているため
触れるとコリコリしていて、
チクチクとした傷みが走るのを感じていました。

椎名さんの施術でのタッチでは
傷後に痛みを感じることはなく、痒みのような、
眠ってしまった細胞が再び目覚めてくるような
心地いい感覚がしました。

傷後を触れたときに、恐怖感と同時に
傷口と関わりたくないネガティブなイメージが
起こっていた気がしますが、
施術中の椎名さんとのコミュニケーションを通じて、
新しい印象を頂き、
以前ほど不快なイメージも持たなくなりました。

左腕だけでなく、活性化された左腕と
身体全体の調整もして頂き、
全身コンディションもリフレッシュして頂きました。

ありがとうございました。

 

 

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スカーワークのモニターを募集します

このたび、スカーワークのモニターを募集することにしました。

Before/After のお写真を撮らせていただくのと
受けてみてのご感想をいただくのを条件に、
通常1セッション¥12,000 → 半額の ¥6,000 円 とさせていただきます。
(お写真、ご感想はブログ、HPでご紹介させていただく可能性があります。)

スカーワークとは?
スカーワーク事例

 

適応は、切り傷、擦り傷、火傷、噛み傷(動物など)、ケロイドなどの怪我による傷あとに、
帝王切開、子宮筋腫、腹腔鏡手術、虫垂炎、心臓手術、甲状腺摘出、腎臓、胆嚢、胸部、背中、膝、整形手術、骨折の手術(固定の際のボルト挿入跡)等の手術跡。

 

傷はどんなに古いものでも大丈夫です。
こういう傷はどうだろう?と思ったらご相談ください。

子宮筋腫、帝王切開、乳がんなど、
女性特有の傷あとを持つ方は少なくありません。
なんとなく触ったらいけない気がして、見ないようにしていたり、
傷あとは仕方がないものだと思ってたりしませんか?

見た目以上に、お腹や脇の傷あとは「動作」に与える影響が大きく
結合組織レベルで傷あとのひっかかりをとってあげることは
5年後、10年後と長期的にみたときに大きな違いをつくります。

人間というものは、無意識に傷を見ないようになることが多いようで
「傷に向き合えてよかった」
とおっしゃるクライアントさんもいました。

 

このワークを少しでも多くの方に知っていただきたい!
傷あとができたらスカーワークだね、というスタンダードを根付かせたい!

そんな思いあってのモニター募集です。
ちょっとでも気になったら、ご相談だけでも大丈夫なので、お気軽にご連絡ください。

 

 

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5周年☆ありがとうございます

Rolfing® spiroは6月で5周年を迎えました。

濃くて充実していたあっという間の5年間。
セッションルームにお越しいただいた皆さま
ワークショップにお運びいただいた皆さま
本当にありがとうございました。

会社員を辞めて、本当にやっていけるんだろうかと
不安でいっぱいだった5年前。
まだまだ勉強中の未熟者ではありますが
この道で間違いなかったという確信と
これからも道を突き進もうという決意には1ミリの揺らぎもなし。

年初に決めた、今年はアウトプットを増やす!
という目標を達成するべく、これからは
ワークショップなどももっと企画したいと思っています。

手技の方は、最近はオステオパシーの勉強と
スカーワークの普及?に力を注いでいます。
特にスカーワーク。
本当にいいんです。
からだの中のブラックホールになっていた「傷」に
再び血が通いからだに統合されていく。
ひきつりをなくす、凹凸をなめらかにする、
動きやすくする、というのも大きな利点ですが
もっと深いところでは
「失われていた自分を取り戻す」
ということが起きている気がします。

今年の初めはなんだかスロースタートで
うとうとのんびりとしていましたが、
夏に向かってエネルギーが満ちて
今までになく仕事頑張るモードになっています。

6年目、これまで以上に頑張ってまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

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【Scarwork事例】ケロイド化した腹部手術痕③

2回目のワークから2か月後、3回目のワークを行いました。

 

こちらは3回目のワーク前。前回から2ヶ月経った状態です。ご本人も厚みが薄くなったことを実感されていました。

R0011095

 

前回は瘢痕組織の厚みを減らすことに重点的にしましたが、2ヶ月の間にかなり厚みが減りました。傷のヘリに比べると、中心部分はかなり薄くなってきています。今回はヘリが薄くなるように、輪郭部分を中心にワークしました。

 

そして30分ほどのワーク後。

R0011097

中心部分の皮膚の色が、周囲の正常な組織と同じ色に戻ってきました。もともと傷が浅かった左側(頭側)は、輪郭もかなり薄くなってきています。右側(脚側)は瘢痕組織が深く残っていたのですが、しこりはかなり減って、表面にシワがたくさん出てきました。

 

初回ワーク前(上)、3回目ワーク後(下)の比較です。

Before1_After3

 

Before1_After3_3

 

写真技術にやや問題がありますが・・・それでも傷あとのつやつやとしたハリ感、盛り上がりがかなり落ち着いて、薄く、周囲となじんできているのが分かるでしょうか。

 

スカーワークをご紹介するにあたって、一番の問題は私の写真スキルだなぁと実感した3回のワークの投稿でした。。。が、ケロイド化した古傷も、かなり状態が変わることを確認できて、この技術の可能性を改めて実感しました。

 

最後に、ワークを受けてくださったクライアントさんからのご感想です。写真とご感想の掲載にご快諾いただき、本当にありがとうございました!

 

– – – –

椎名亜希子さま

○○です。
今日は本当にありがとうございました。
傷跡があんな風に変わって行くのがとても面白くて、感動しました!
傷跡と周りの皮膚が一緒になったようでとても嬉しかったです!

今まで自分の傷に対して向き合う事をしてなかったという事を痛感したと共に、これからは向き合って行きたいと思いました。
これからまた変わって行くと思うととても楽しみです!
本当にありがとうございました!

 

1回目のワークはこちら

2回目のワークはこちら

 

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自分軸/他人軸・・・誰の目線でからだを観察しているか

「からだを感じてください」と言われたとき、あなたの意識は内に向かっていますか?外に向かっていますか?

ボディーワークでは、からだをギリシャ語のsoma(ソーマ)という言葉で表現することがありますが、これは「内的感覚からとらえた一人称のからだ」という意味です。からだの中の固有感覚からの情報で、自分を内から観察している状態。

いっぽう「三人称のからだ」とは、外側から客観的にとらえたからだ。第三者の視点で見たからだ。英語のI(一人称)、He/She/They(三人称)を思い出すと違いが分かりやすいと思うのですが、感じる軸が自分にあるのか、他人にあるのか、といってもいいかもしれません。

からだを感じようとしたときに、誰かの目線になって感じていることはありませんか?もしくは自分はどんなふうに見られているだろうというところに強く意識がおかれていませんか?

 

たとえばこんなやりとり。

「今立っていて、どんな感じがしますか?」

「猫背だと思うんです」

「どうしてそう思うんですか?」

「前にそういわれたことがあって」

 

これは自分が感じていることではなく、人が自分をどう見たかを思い出しているだけで、感覚ではなく思考を使っている状態。

 

ではもうひとつ

「今立っていて、どんな感じがしますか?」

「猫背だと思うんです」

「どうしてそう思うんですか?」

「胸の前が縮まっていて、ギュッとした感じがするんです」

 

これは自分の感覚を使って、猫背という言葉が導き出された状態。ちなみに・・・クライアントさんが一人称で感じているのか、三人称で思考しているのかは、目や雰囲気でだいたいわかります。

感じる、ということに改めて向かい合うとき、慣れていないと一人称の目線に意識を移すのはものすごく難しいと思います。これが苦痛でボディーワークから離れてしまう人もいるかもしれない・・・なんとかこのハードルを「苦行」ではなく「面白い、チャレンジする価値があること」と思ってもらいたいのだけれども、言葉がけって難しいなぁと日々試行錯誤です。

 

– – – –

 

「私のからだは歪んでいますか?」

「一般の人と比べて私のからだはどうですか?」

「私のからだはわるいところがありますか?」

 

という質問をされることもときどきありますが、こういうのもみんな三人称。とくに歪みを気にされる方の場合は、過去に歪みを指摘された経験のある方が多いです。でもそのときたまたまその人はそういうふうに思っただけのことであって、真実かどうかは分からないし、たとえそのときは真実だったかもしれなくても、今もまだ継続しているかどうかは分からない。

人の目線で自分のからだを観てばかりいると、何が正解か分からないし、第三者の言葉に振り回されてしまっていつまでも落ち着くことはできません。逆に内的世界が充実してくると、人がどう見てるかはあんまりどうでもよくなってくる・・・。自分軸/他人軸というのは決して思考の世界だけのはなしではなくて、むしろ身体感覚の世界から発生しているものなのだと思っています。

 

追記:
こう書くと、一人称=いいもの、三人称=悪いもの、みたいに思われるかもしれませんがそんなことはありません。自分以外の他人がどう考えているかを推測する高度な思考力は、人間を人間たらしめているものでもあります。大事なのはバランス。そしてどちらも行き来できる柔軟性であります。

 

 

 

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