手を合わせる

手を合わせる、というのは、シンプルだけどとても奥深い動作。からだのバランスがおかしいなーというとき、落ち着きたいなーというときは、よく手を合わせます。

基本は、指を伸ばして揃えて合わせる。そうして合わせた手と手を感じながら、ゆったり呼吸を観察していると、だんだん手がぽかぽかしてきて、呼吸も落ち着いてきます。

指を伸ばすことで腕、肩が背骨とつながって、すっきり通りがよくなります。手の温かさ、皮膚を感じることで、手の内在筋が目覚めて筋緊張のバランスがよくなります。(右手で左手を感じる、左手で右手を感じる、と交互にやってみるのもよいです。)

「心を込めて合わせる」というのも大事なポイント。丁寧な心で観察していると、無造作にしているときよりもずっと変化が大きい。

先日WSに参加してくれた方が、ひたすら感覚と向き合うWSの最中、「あらゆる触(しょく)は、合掌である」という言葉が浮かんだ、と感想を聞かせてくれました。

ものに触れているとき、かならず触れられています。丁寧に触れていれば、丁寧に触れられている。乱暴に触れていれば、乱暴に触れられている。ものを大切に扱うというのは、結局自分を大切に扱うということ。こういう身体感覚ベースの体験は、こころの状態にも深く関係しています。

イライラして乱暴にモノに触れている自分に気付いたら、少しだけ感覚の世界にスイッチして、丁寧に触れてみる。そんなふうにしていると、不思議と気持ちも落ち着いてくるものです。(もちろんそんなに簡単にいかない日もあるけど、それはそれで人間らしくていいよね、とゆるしてしまえばいい。)

いつでも、合掌の気持ちで、いられたらいいなぁ。私もまだまだ修行中です。

 

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