全身をみることと並んで重要なのが、「からだの使い方」です。
どんなに揉んでもほぐしても、すぐに元に戻ってしまう・・・という経験はありませんか?そもそも、からだは固まったら誰かにほぐしてもらわなければよくならないし、よくなってもまた元に戻ってしまうものなのだ、と諦めていたりしませんか?
なかなか良くならない理由の一つは、からだの使い方を変えていないことにあります。
息をする、見る、座る、食べる、書く、立つ、歩く・・・わたしたちは「動く」ことで生きていますが、習慣(癖)、怪我・病気、職業、心理的な要因などが原因で、本来できるはずの効率の良い動きができなくなっていることがあります。特に、オフィスワークやコンピューターの普及によって、一日のほとんどを座ってすごし、目を酷使している現代社会の生活では、からだの使い方も偏りやすく、動き方も効率が悪くなりやすいのです。
からだの構造を改善したとしても、痛くなるような動き方をしている限り、同じ問題を繰り返す可能性は高いでしょう。そこから抜け出すために、ロルフィングでは効率の良い動き方、からだを傷めない動き方を学んでいきます。自分で自分のからだを知り、うまく付き合うコツを身につけることが、なによりも大切です。