ダンサーの方へ

年齢やプロ・アマチュアを問わず、ロルフィングはこんなお悩みをお持ちのダンサーの方におすすめです。

・けがを繰り返している
・慢性痛に悩んでいる
・すぐに疲れてしまう
・力を抜いて動けるようになりたい
・ほしくないところ(前腿など)に筋肉がついてしまっている
・レッスンはたくさん受けているけど、なかなか上達しない
・プロポーションを変えたい
・からだの使い方を知りたい
・表現力を高めたい
・動きの質を高めたい
・緊張しないで踊れるようになりたい

からだの「つながり」をつくる

ロルフィングでは、からだを1つのまとまりと考えて、全身に張りめぐらされた筋膜のバランスを調整していきます。例えばレオタードのどこか一か所をクリップで留めてしまったら・・・ちょっと窮屈で踊りづらいですよね。からだの中にも、こんな風に見えないクリップがあって、それが動きのつながりや可動域を邪魔していることがあります。このクリップを取り除き、からだを1つのまとまりとしてつなげて動けるようになると、動きの「軽さ」や「自由さ」を感じられるようになります。

「軸」は作るのではなく、生まれるもの

軸と聞いて何を想像しますか?からだを固めることで、軸を作ろうとしていませんか?からだの軸とは、特定の骨や筋肉を指すものではありません。筋肉を固めることでからだの中に作り出し、キープしておくものでもありません。からだの中に鉄の棒みたいなものをイメージしていたら、自由には動くのはなかなか難しいはず。

ロルフィングでは、からだの「水平性」に働きかけることで、軸を生み出します。水平に積み重ねられた積木が安定して立っていられるのと同じように、足から頭まで、からだの中心が流れ落ちる重力のラインと一致するように、足首・膝・骨盤・胸郭・頭など、各部を水平に整えていきます。「作る」のではなく、バランスが整うことで「生まれる」軸は、動きの中でキープしなければならないものではなく、動きの中でしなやかに変化しつつ流れ続けるラインとして存在します。

動きの「パターン」を変える

プリエ、ルルベ、ターンアウト、アラベスク・・・どこか無理して動かしているなと感じることはありませんか?力で無理やり脚を上げたりしていませんか?ポジションやステップを「見た目」からマネしていませんか?

見た目は同じ動きでも、からだをどう動かすかにはいくつもの異なる「パターン」があります。見た目をまねて動こうとするとき、それまで自分が生きてきた中で使いやすかった動きのパターンや、癖になっているパターンをそのまま持ち込んでしまうということが多いのです。ロルフィングではからだの構造を変えていくのと同時に、効率よく動くための新しいパターンをからだで学び、内側から動きが起こる感覚や、からだのつながりの感覚を育てていきます。

また、クラシックバレエであればアンデオールなど、ダンスの中でいつも決まった動きや形ばかりをしていると、からだのニュートラルな状態が失われていくことがあります。大切なのは、アンデオールという形を形状記憶するのではなく、いつでもアンデオールという動きに移行できるニュートラルな状態にからだがあることです。



踊るのが楽しくてしかたないとき、少しでも時間があればレッスンしたい!と思ってしまいがちですが、ダンス以外のこと、ロルフィングなどのボディーワークに少しの時間を割くことが、結局は上達の近道だったり、からだのコンディションをよい状態に保つうえで、とても大切なことだったりします。

もっと楽で自由に、そして長く踊り続けるために、
ロルフィングでからだのケアをはじめてみませんか?