子どものセッション

お子さまの様子で
気になることはありますか?

姿勢が悪い
集中力がない
じっとしていられない
人見知りが激しい
不安が強い
すぐにカッとなる
お腹がよく痛くなる
うまく眠れない
よく転ぶ、怪我をする
靴下やネクタイを嫌がる
発話が不明瞭

どれか当てはまるとしたら、その子のからだはとっても緊張しているのかもしれません。

緊張している子どものからだ

子どもなのに緊張しているの?と思われるかもしれませんが、実は赤ちゃんや小さな子どもでもからだはたくさんの緊張を抱えているんです。

  • ・ 出産時の影響
  • ・ 過去の病気やケガの影響
  • ・ 日常のストレス
  • ・ 原始反射の残存
  • ・ 精神的なショックの影響

など、原因はさまざまですが、緊張している、ということは

  • からだ自体が歪んでいる
  • ・ からだを動かす脳神経系がうまく働けていない

ということが起きている、と理解してください。

からだの土台から育てる

はしごを持っていてください、と言われたとき、真っ直ぐ立てておけば楽だけど、斜めにしたらたくさん筋力が必要です。

同じように、歪んだからだを支えるのはとっても大変。なんとかからだをコントロールしようと、脳に多大なストレスがかかり、とても消耗するからです。

この大変さは本人にしか分かりませんが、生まれたときからずっとそうなので、ほとんどの子は大変さを自覚していません。

このままの状態で学習や運動を頑張ろうとしても、やればやるほどストレスが増えていってしまいます。

勉強、運動、習い事、友人関係、どうしてうまくいかないんだろう?と感じているのだとしたら、それはからだの準備が整っていないから

からだを整えることは、感情、行動、学習、運動、すべての発達の土台となります。

原始反射について

からだの土台が発達していく中でとくに重要なのが原始反射です。

<反射>とは、刺激に対してからだが勝手に反応してしまう、意識ではコントロールできない動きのことです。

<原始反射>は、胎児~新生児期にみられる反射のことで、まだ自分の意思では動けない赤ちゃんの身を守り、出産・発達の段階を助けてくれるとても大切なしくみです。

通常、発達の段階に応じて次々と現れては消失し、生後1年程度で現れなくなると言われていますが、この時期を過ぎても反射が残ったままというケースは珍しくありません(大人でも見られます)。

原始反射が残っている=刺激に対して自分の意思とは関係なくからだが動いてしまう、ということ。これが「自分で自分をコントロールできない」「思ったように行動できない」という生きづらさを生んでいることがあるんです。

原始反射による影響は感情面・運動面・学習面・生活面と幅広く、よくある発達凸凹のお悩みとも共通しています。

・感覚過敏
・目を合わせない
・不安が強い
・自己否定が強い
・新しい場所、人が苦手
・感情の起伏が激しい
・じっとしていられない
・集中力がない
・姿勢が悪い
・箸、鉛筆が苦手
・転びやすい
・動きがぎこちない
・靴下を嫌がる
・くすぐったがり
・かんしゃく、夜驚症
・おねしょ
・舌足らず、会話の遅れ
・偏食が強い
・不器用
・左右の区別が難しい

原始反射統合には、大きく分けてエクササイズによるものと、手技によるものがありますが、spiroではやさしく頭や背中に触れるだけで脳神経系の反応を静めていく手技による施術を行っています。

施術について

強い力は使わない、やさしく触れてからだの自己調整力を引き出す施術です。

ほとんどのお子さまは、慣れてくるとぐっすり眠ってしまいます。

・からだの歪みを整える

・脳、自律神経系を安定させる

・原始反射のチェックと統合

を中心に、一人ひとりのお子さまに合わせたやり方で、その子が本来の能力を発揮できるようにお手伝いします。

症例

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7才の小学生の男の子。2歳ごろから癇癪、感覚過敏があって、感情の起伏が激しい。
 

 

出産、赤ちゃんの時うけた手術、事故にあったときの衝撃などの影響による歪みがしっかり残っていて、立つだけでもすごくエネルギーを使ってしまうような状態でした。

 

原始反射は、恐怖麻痺反射、モロー反射、ATNR、ギャランなどが強く残っていて、それが姿勢や振る舞いにも表れていました。

 

4回目の施術あたりでだいぶまっすぐ、両足均等に立てるようになってきて、そのあと急に情緒が安定しだして日常のコミュニケーションがスムーズになったそうです。

 

6回目くらいには、恐怖麻痺反射の影響も和らいできて、わたしと話すときも笑顔を見せてくれるようになりました。

 

お母さんは、

ふつうのことがふつうにできるようになって、ありがたい

 

前もかわいいと思ってはいたけど、今は本当に心から可愛いと思える時間が増えました

 

とのこと。生活がぐっと楽になり、毎日楽しく過ごされているそうです。

小学校2年生の女の子。軽度の側弯症と診断されて、整形のリハビリを受けていました。

2回目のセッションの直後にレントゲンを撮影したところ、3か月前は13°だったのが、5°にまで改善。
 

リハビリの先生も、側弯がかなり改善し、反り腰や重心が右に偏るのもよくなっているとおっしゃってくださったそうです。
 

初期のうちに対応できたためとてもすみやかに改善できた例でした。

中3~高3まで来てくれていた女の子が書いてくれたお手紙。繊細と人並み外れた感受性が、今では彼女の強みとなりました。

『緊張からくる肩こり、不眠、全身の不調に困っていた中学生のころ、母に連れられてきました。

 

首も肩も詰まったようにだるく重く不快で、立っても座っても寝ても楽な姿勢が見つからず、また夜布団に入っても何時間も値付けずひたすら寝返りを打つ毎日は、ただひたすらしんどかったのを覚えています。

 

鍼灸院に通い詰めてもよくなるどころか逆に反動でよりしんどくなってしまうような状態でした。(週一で1年くらい言っていたかも。)

 

身体だけじゃなくて心、意識も周りに膜を張ったみたいにぼんやりしていて、でも周りの人、環境に簡単に振り回されてくたくた、自尊心なんて欠片もなくて半ば死にかけでした。良く生きてたなぁと思います。

 

緊張とぼんやりのせいで初めの何回かは残念ながら覚えていませんが、だんだんと、今まで呼吸がずっと浅かったことや、下半身が不安定だったこと、内臓と内臓がつるつるすることに気づけるようになっていきました。

 

何をされているのかはあまり分かりませんが、それでも鍼のように直接的かつ強い刺激と違って、身体に対して「これはどう?」「こうするのはどう?」と語りかけて提案してくれるような刺激で、それに身体が納得?して動くのを感じるのですごく安心して受けれてます。

 

あと痛いこと、嫌なことが全然なかったし。不快を越えた先の快を提案するんじゃなくて、「快」になるにはどうやったらいいんだろうね、って手助けしてくれて、でもあくまで主体は自分と自分の身体、というのがすごく合っていたように思います。自分もできるんだ!っていう自信になるから。

 

あと、たとえものすごく姿勢が悪かったとしても絶対否定せずに「その時はそれが最善だね」「最善だったんだよね」と言ってくれるのが嬉しかった。今に至るまでの全部の自分が救われていく気がしました。頑張ったもんね、って。

 

セッションを受けて肩が楽になって眠れるようになりはじめると、そこからはぐわーっと快方に向かいはじめた気がします。

 

眠れる → 起きれる → 学校行ける → 動ける → 疲れ”られる” → 眠れる、この一連の流れが安定して定着すると、身体がどんどん元気になっていきました。

 

歩くのが苦じゃなくなって、むしろ「歩かないとなまる!!あるきたい」になっていったのは我ながら変化ありすぎて面白いです。

 

精神面でもだいぶ変われました。身体が元気で、地に足がつくようになって自分の芯がしっかりしたおかげで、「あなたはあなた、わたしはわたし」とちゃんと境界線を引けるようになりました

 

物理的にも精神的にも輪郭がはっきりして、密度が高くなったかんじ。大進歩!憧れの竹みたいになれた。

 

また、心の「したい!」に身体がついてこれるようになりました。今まではずっとしたくても身体がしんどくてそれどころじゃないとか、怒られるのが怖い、ミスが怖い、変だと思われたくない、で身体を心で抑えちゃってるところがありました。

 

でもなんか、「できる!(眠れる、歩ける、電車乗れる、Noが言える)」を重ねるようになって、それが自信につながってだんだん怖くなくなって。

 

身体もピンピンしてるし。怒られるのも、ミスも(本当にやってはいけないことをやってしまうのはだめだけど)そこまで怖くないんだなぁと思えます。

 

最近は「葛粉つくりたーい!」で学校のその辺を掘って葛粉を作るような人になりました(許可とったよ)。自分の身長くらいの深さの大穴を掘っても(筋肉痛にはそりゃなるけれど)大ダメージは受けずに済む。健康だ、としみじみ思います。したいことができるのがすごくうれしいです。

 

自分で自分の身体の調子を探って、ストレッチとかできることをやるようになったし、こんなに思っていることを出せるようになったのもセッションを受けたおかげ。

 

将来やりたいことを見つけられたのもそうです。肩こる、つらい、でしんどくて、ずっと足元の植物を愛でていた自分が顔を上げれるようになったことで、もっと大きな枠の森林っていうものの魅力に気づけた。

 

そのきっかけとなった場に参加できたのも、好奇心に身体が付いていけたからです。今、人生がすごく楽しい。

 

本当に感謝しかありません。冗談抜きで、あのままだったら今ここにいなかったかもしれないです。本当にありがとうございます。

 

椎名さんは「いつか私がいらなくなる日が来るよ」っていうけど、もうちょっとお願いしたいです。っていうか、セッションはもちろんだけど、それ抜きにしても椎名さんのこと大好きだし尊敬してます。』

 

他にもこんなお声をいただいています。

「お腹が痛くならなくなった」

「寝つくのに30分くらいかかってたのが、5分くらいで寝られるようになった」

「ふにゃふにゃしてた体幹がしっかりしてきた」

「転ぶことが減った」

「風邪をひきにくくなった」

「チック症状が落ち着いた」

想い

わたし自身、いろんな不調を抱えている子どもでした。

起立性調節障害、アトピー、咳喘息・・・とくに小学生の頃は保健室の常連、学校を休んだり早退することも多かったです。 

起立性調節障害にはずいぶん長いこと悩まされて、病院に行って薬を飲んでもよくならなくて、とにかく気持ち悪くて動けないのがとてもつらかった。

今振り返れば、とても緊張の強い子だったのだと思いますが、当時はそんなことまったくわからず。

自分のからだがとっても緊張しているのだ、と気付いたのは20才を過ぎてからでした。

そこからとにかく楽になりたくて、いろんな施術をうけ、自分自身が施術者にまでなってしまったんですが、今はようやく子どものころ自分のからだに何が起きていたのか、そういう子にどういう手助けができるのか分かるようになりました。

自分がずいぶん遠回りした道だからこそ、一人でも多くのお子さんに、できれば人生の早い段階で、楽なからだを手に入れてほしい。

そして、本来の個性と能力を発揮しながら、のびのびと人生を楽しんでほしい。

そんな想いでみさせていただいております。

原始反射のこといろいろ書いています