椎名 亜希子
Akiko Shiina
米国ロルフ研究所 認定ロルファー
The Rolf Institute® of Structural Integration
Certified Rolfer™
翻訳者(訳書:『感じる力でからだが変わる―新しい姿勢のルール』メアリー・ボンド著)
1978年生まれ。しし座のO型。
趣味はバレエと登山とボルダリング。
経歴
立教大学文学部英米文学科卒業。
IT業界で技術職を経験したのち、カナダ留学期間を経て翻訳者となる。
会社生活の傍らクラシックバレエを習い始めたことがきっかけでからだの使い方に興味を持つようになり、アレクサンダーテクニークなどのボディーワークや身体技法のワークショップに多数参加。
いっぽう日々のデスクワークで慢性的な不調が続き、バレエでも膝・股関節の故障に悩まされる。整体、鍼、スポーツマッサージなど様々な手技療法を試すが、最終的にロルフィングに出会い「これなら変わっていける」と直感する。
「知覚や動きにアプローチしながら、全身の構造を整えていく」ロルフィングのコンセプトに惹かれ、からだの道に進むことを決意。10シリーズ終了して半年後の2011年1月に渡米し、コロラド州の The Rolf Institute of Structural Integration(現 Dr. Ida Rolf Institute)でロルフィングのトレーニングを開始。
3回の渡米を経て2012年5月に解剖・生理・実習を含む全731時間の過程を終了し、高田馬場で Rolfing spiro の活動開始。2014年には埼玉県志木市のセッションルームもオープン。現在は志木のセッションルームで活動中。
クラニオセイクラル、バイオダイナミクス・オステオパシー、内臓マニピュレーション、神経マニピュレーション、経絡治療、原始反射統合などのセミナーに参加し、知識と技術の研鑚に努めている。
詳しい話はこちらに↓
こうしてロルファーになりました
想い
姿勢がキレイになった、慢性痛が改善した・・・という効果は、ロルフィングによる変化の表面的なものにすぎません。
からだが本来のしなやかさを取り戻し、ご本人が気づいていてもいなくても
「私は健康である」
「私には治る力がある」
という自分のからだへの、自分自身への信頼感が強くなる。私はそこに、ロルフィングの本当の価値を感じています。
質のよい休息を取るのが難しい現代社会。
私がかつてそうだったように、自分で自分の体を緊張させてしまっていることに気が付かず心身の不調を抱えている人がとても多いように感じます。
また、性格だから仕方がない、と思っていたこと(あがり症、気が弱い、びっくりしやすい、心配性など)さえ、からだが変わることで変化していくものです。
からだが変わることがきっかけで、ひとりひとりが少しでも生きやすくなるといい。
そしてそんな変化が広がって、世界が少しでも生きやすく変わっていくといい。
そんな願いをひそかに抱きながら、日々セッションに勤しんでいます。
spiro の由来
“Dum spiro, spero” というラテン語の言葉。
直訳すると、「呼吸をする間、私は希望を持つ」。つまり、「生きている限り、希望がある」という意味です。
spiro とは「呼吸する」という意味の言葉です。生まれてから死ぬまで、一生しつづける呼吸。ロルフィングのセッションで、まずとりくむのも呼吸。
はいて、すう。
そのひとつひとつの呼吸が、からだを満たしてくれるものでありますように。
その呼吸がある限り、からだがどこまでもあかるく変わっていけますように。
spiro <スピロ> という名前には、そんな願いが込められています。