イールド(委ねる)という動き

今月はお勉強月間。昨日まで4日間、先輩ロルファー田畑さんのワークショップに参加していました。

田畑さんが進化させ続けている、イールド(Yield)アプローチに基づいた、ロルフィング10シリーズのお勉強です。

イールドとは、直訳すると「委ねる」という意味。安全な足場を見つけ、そこに接地し、自身を「委ねて」「落ち着く」というのが細胞の基本的な動きです。接地し、落ち着いたところから、「広がる」動きが始まって、命は成長していきます。

生き物としての最も基本的な反応であるイールド。介入は最小限。安全な空間を維持し、からだが自発的に反応し変化していくのを見守り続けるワークです。

からだに強い圧をかけたり、たくさん動かしたりしない介入の少ないワークになれていない人は、それで変化がおこるの?とよく不思議に思われるのですが、介入が少ないからこそからだの深い反応が引き出されるということもあります。

からだの深い反応・・・つまり単純に筋骨格系をどうこうというだけでなく、神経系に深く根付いたからだのパターンは、外力を加えるだけではなかなか手が届かないところがあります。

お腹の中までさかのぼり、今に至るまで身につけてきた生存のための戦略・・・つまり、どういうときにどういう反応をするか、どうやって身を守るかという身体反応のプログラミングは、それが効率的か非効率かはさておき、経験の中で自分にとってのベストの積み重ねとして作られているので、簡単に変わるものではありません。(命にかかわる戦略を、変えたり手放したりするっておおごとです。)

思考ではなく、身体感覚のレベルで「本当に安全である」ことを理解できて初めて、からだは「ちょっと違うことをやってもいいかな」という気になるわけです。

だから変化を可能にする環境づくりは、プラクティショナーの腕次第。前半4日間のワークショップに参加して、自分の身体感覚、からだの使い方の傾向に気付くことができ、自分自身がより安定した状態でいられるヒントをたくさん得ることができました。

ワークショップ中のワークの交換で、自分のからだにもたくさんの変化が・・・。今この段階で、こんなふうに変化するなんて予期していなかったので、うれしい誤算。

来週も後半はまた4日間ワークショップでお休みしますが、そちらもどんな発見があるのか今から楽しみです。

 

 

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