「感じる」「意識する」「気付いている」

言葉の解釈というのは一人ひとり違うから、
言葉の選び方というのはとても難しい。

「感じる」という言葉一つとっても、
「感覚を受け取ること」だったり、
「感覚を探しに行くこと」だったり、
やっていることは人によって違うので、
その言葉にどう反応しているかに気がついて、
必要があれば言葉を修正しなくてはなりません。

「意識する」もなかなか難しい言葉で、
感覚を観察するというよりは
監視に近い、強い意識が向いてしまうと
緊張してしまって感覚に気付くことは難しくなります。

なので、「感じる」と「意識する」という言葉を使うのは、
実はあんまり好きではないんです。
(感じる力、とかさんざん言っているくせに!)

感覚は、動作ではなくて状態。
だから「~する」という動作の動詞ではなくて
状態をあらわす言葉の方がしっくりきます。

英語でいったら aware(気付いている)。
感覚に巻き込まれず、客観的に観察する状態をあらわす言葉。

「マインドフルネス」という言葉より
「アウェアネス」の方がよっぽど好きなのですが
世間的にはマインドフルネスが流行ってしまって
アウェアネスはなかなか浸透してきませんね・・・

「気付く」「気付いている」だと、
「受け取る」とか「寄り添う」方向性になるので
この言葉の方が使っていて安心します。

似て非なる3つの言葉、
「感じる」「意識する」「気付いている」。

一度ぜひ、それぞれの言葉に
自分がどう反応しているか観察してみてください。

受け取ろうとしているのか、
捕まえに行こうとしているのか、
寄り添おうとしているのか。

どの言葉がいちばんしっくりくるでしょう?
どの言葉の感覚がいちばん馴染み深いでしょう?

 

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