ScarWork(スカーワーク/傷あとの修復)

 

アメリカのロルファー Sharon Wheelerが考案した、傷あとを修復するワークです。

 

傷あと/瘢痕とは?

傷あとをみると、周りの皮膚とは質感が異なることに気付くでしょう。これは皮膚が損傷を受けた際、治癒の過程でコラーゲン繊維を多量に含む結合組織が作られるからです。こうした傷あとを瘢痕組織(スカーティシュー)と呼びます。

 

スカーワークができること

瘢痕組織の線維は密で、不規則にならんでいます。そのため周囲の正常な組織とは見た目が異なり、伸張性も不十分なため、動きの制限が起きていることも少なくありません。スカーワークでは、この線維化した瘢痕組織を周囲の組織となじませて、再び全身に広がる結合組織のネットワークに統合していきます。

表面を軽くなでたりこすったり、ときどきパンをこねるようなタッチも使いますが、基本的に非常に優しいタッチなので痛みはありません。表層から傷の深さに従って深くワークしていきますが、必要に応じて関係する内臓にも合わせてアプローチします。

瘢痕組織の変化はとても早く、傷あとに見られるこぶ、溝、盛り上がり、穴、凹み、かたまりなどは、周囲の組織とつながりを取り戻し、滑らかになっていきます。

傷はどんなに古いものでも変化します。ワークを受けたあとは急速に治癒する短い期間があり、その後も穏やかに変化が続きます。(Sharonによると、傷ができたのと同じスピードで治癒が続いていく、とされています)

 

効果

傷がひきつれる感覚は1度のセッションでなくなることが多いようです。触ったときの滑らかさや凹凸の少なさもすぐに感じることができます。

傷周辺は無感覚になっていることが多いため、線維を整え、神経のネットワークをつなぎなおすことで、全身の動きやすさ、機能向上につながります。

 

こんな方におすすめ

wa-midori 傷の違和感
ひきつれ感が気になる、動くとき引っかかる、傷まわりの感覚が薄い、しびれがある

wa-midori 動きづらさ
動きの制限、可動域の制限を解消したい、
腹筋を使えるようになりたい(帝王切開、虫垂炎など、腹部の傷あと)

wa-midori 傷あとを滑らかにしたい
触ると凸凹している、ケロイド状になってしまった、

 

たとえばこんな傷あとに…

一般的な傷あと:
切り傷、擦り傷、火傷、噛み傷(動物など)、ケロイドなど

手術あと:
帝王切開、子宮筋腫、腹腔鏡手術、虫垂炎、心臓手術、甲状腺摘出、腎臓、胆嚢、胸部、背中、膝、整形手術、骨折の手術(固定の際のボルト挿入跡、等

※直接傷あとに触れる必要があるため、ふさがっていない新しい傷にはワークすることができません。適応症、タイミングなどはお気軽にご相談ください。

 

Sharonが傷あとにワークしている様子です。

 

耳の傷あとにワークを受けたクライアントの映像です。

 

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