30代女性。2か月前に右手の小指の腱をナイフで負傷し、屈筋と伸筋、両方の腱を切断。現在リハビリ中ですが、第2関節が曲がったままでなかなか伸びてこないのと、傷あとの硬さ、指を曲げたときの引き攣れ、違和感を気にされていました。
☆1回目のセッションはこちら
約1か月後に2回目のセッションを行いました。
1回目終了時の傷の様子はこんな感じ↓。
2回目施術前はこんな感じ↓
1か月の間に傷あとの凹凸がさらになめらかになりました。
指を伸ばした状態で前回と比べてみると、少し伸ばしやすくなっているようです。
(左は1回目終了時、右は2回目施術前)
表層の組織はかなり柔らかさを取り戻していたので、今回は腱の滑走がスムーズにいくように重点的にワークしました。
2回目の施術後↓
傷あとのラインが薄く広くなってきているのが分かるでしょうか?
硬いヒモのようだった瘢痕組織が、柔らかくほどけて周囲の皮膚ものびのびしてきています。
2回目施術前(左)と施術後(右)の比較です。
こちらは1回目施術前(左)と2回目施術後(右)の比較。
2回の施術でここまで伸びるようになりました。
1回目の時は痛みを感じやすい敏感な個所もありましたが、
今回はしっかり触っても大丈夫で、順調に治癒が進んでいるようです。
以下、ご本人からいただいたご感想です。
【前回のスカーワークの後の変化】
第3関節付近を重点的に柔らかくして貰った所は少しずつ戻って来ましたが、腱の周りに癒着してベタベタしていた感じが全くしなくなり固くならずに落ち着きました。
また、曲がっている第2関節付近も手で押すと柔らかくなり前回の施術後一週間ほどしてから指が少し伸びてきて、そのままの状態が続いています。
【2回目のスカーワークを受けて)】
第1第、2関節の深い部分の腱の周りを重点的にやって頂きました。
前回よりも少し強めに押されましたが、痛みはなく、暫く押したままの状態の時に、ググググピキンと何かが動いた感覚が何度もありました。
後で聞くと、第1、第2関節付近の傷周りで色んな方向にくっついていたのをきれいに整え、腱周りの癒着していたところを剥がして腱が通るスペースを作ったとのことでした。
終わってみると、第1第2関節付近の硬い傷の部分が柔らかくなり、曲がっていた指も前回より更に伸びてきました。
第2関節の手の平の反対側に感じるベタベタした感じが和らぎ、ゴムが引っ張られるような腱が滑っている感覚を感じました。
しっかり動かしてこの状態をキープしたいです。
今回もありがとうございました!