ロルフィングによる変化がとっても分かりづらかったりもすること

私はかつてよくつまづく人でした。ついこの間思い出したのですが。

 
ロルフィングによる変化は、分かりやすいものと、
分かりづらかったり、だいぶ後になってから気づくものがあります。
急激な変化は逆にストレスになることがあるので、
無理のないように、
クライアントさんのからだが一つ一つを消化できるように、
セッションは進んでいきます

・・・というのは、クライアントさんによくするお話。
この間もそんな話をしていて、ふとつまづくことが話題になったとき、
「あれ???そういえばわたし、前はしょっちゅうつまづいていなかったっけ???」
と不意に思い出しました。

 
「最近つまづかなくなった」と報告してくださったクライアントさんがいても、
「そうですか~(ニコニコ)」なんていって、
ちっとも気づかなかった自分の変化!
こんなに毎日からだのことを考えて、感じて、生活しているのに、
それでも気づかないことがあるという、この衝撃!
いつも地面に引っかかっていた私の右足は、
いつどうしてどうやって、引っかからなくなったんだろう?

 
さっきの説明に「だから効果が続くんですね~」と言ってくれたクライアントさんに、
そう、ほんとうにそうなんです、と強くうなずいてしまいました。

 
効果が続く、というと、「あー、よくなったなぁ!」
という感覚を長く持てるような響きがありますが、
ロルフィングの場合はむしろ、
自分の知らないところでちょっとずつちょっとずつ何かが変わっていって、
効果なんていう感覚さえなくて、
でもある日気づいたら、何かが決定的に違っている・・・
ということが多いのかもしれません。
もしかしたら自分では気づかないままのこともあるかもしれません。

ああなんというさりげなさ。
でもロルフィングはそれでいいのだと思うし、
だからいいのだと思うのです。
ある日気が付いたとき、きっととっても嬉しいし。

 
(もちろん気づくこともたくさんありますよ!
でも今日はあえて「気づかないこと」について書いてみました。)

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