「電車のつり革ってどうやって持ったらいいんですか?」
と、セッションにいらっしゃった方から質問されました。
いちばん簡単なコツは、小指を意識すること!
無意識に握ったとき、親指側でつかんでいませんか?
電車で観察してみたら、結構いました。小指がつり革にかかっていない人。
親指側で握りしめタイプ とか 中3本でぶら下がりタイプ とか。
なぜ小指かというと・・・
人の体にはいろんなつながりがあって、手の場合だと
親指 → 胸(体の前側)
小指 → 肩甲骨 (背中側)
という風に、親指側か小指側かで使う筋肉が違ってきます。
ピンとこない方は、試してみましょう↓↓
親指側に力を入れて握るのと、小指側に力を入れて握るので、
どう違うかチェックしてみてください。
親指側に力をいれると、腕の付け根~胸の前あたりがギュッとするはず。
小指側に力を入れると、肩甲骨の下のあたりに力が入って、ワキの後ろのほうが締まる感じがあるはずです。
どちらのほうが体にとって『心地いい』感覚でしたか?
親指側メインで手を使ってばかりいると、胸の前を縮めて腕を使うことになりますが、小指側を意識すると、肩や腕の付け根の余計な力が抜けて、負担が少なく、楽に動かせるようになります。
とはいっても、小指だけでつり革にぶら下がったりするのはNG。極端に小指だけを意識するのは、逆に負担が強くなってしまいます。
私のおすすめは、
他の指も一緒に使いつつ、肘と小指のつながりを感じておくこと。
つり革をもったら、肘から小指が生えている、って想像してみてください。
(小指から肘がぶら下がってる、でもいいかもしれません)
そうすると、ちょっと肘や肩が動いて、脇が締まる感じがしませんか?イメージのチカラで肩、腕のアライメントが整って、余計な緊張なく、でもしっかり持つことができます。肩が下がって、見た目もキレイ♥になりますよ。(窓に映る姿をチェック!)
つり革の持ち方なんて考えたことなーい!という方は、ぜひ試してみてくださいね。
「つり革握るのが楽しみです」とお帰りになったお客様、どうだったかご報告を聞くのが楽しみです。