『近視は治るー心と視力のメカニズム』

去年読んでものすごく面白かった本。

『近視は治るー心と視力のメカニズム』
ジェイコブ・リバーマン著

眼鏡デビューは高校生だったでしょうか、中学生だったでしょうか。かれこれ20年くらい眼鏡のお世話になりつつ、いつの間にか0.1を切ってしまった私の視力。「視力回復」という言葉はいつだって魅力的で、それ系の本はいろいろ読んだし(ピンホールメガネとかマジカルアイとか)、ベイツメソッドのレッスンを受けてみたり、「からだと心に優しい」といわれる眼鏡をつくりに遠方へ出向いたりもしました。

でもまあやったりやらなかったりで、ちっともさっぱり効果はあげていなかったんですが。でも去年の後半、目の緊張の強さに改めて気が付いて、今度こそ真剣に取り組もう!と思った矢先に出会ったのがこの本。

眼鏡をかけることで見ないようにしている感情があるとか
呼吸、リラックスすることが何より大事とか
眼鏡がエネルギーフィールドを収縮させているかとか
いろんな要素で視力は変動しているとか

とことんホリスティックに「視力」について書かれています。

オープンフォーカスで見るとか、視点を固定しないで見るとかは、改めて丁寧にやると発見することも多く。改めて、丁寧に丁寧に自分の目の使い方を観察することで、自分と世界の関係性を見つめなおすきっかけになりました。

なんだって「完璧にできるようになりました」という状態はないし、そう思った時点で成長も改善も起こらない。知ってること、シンプルなことに、いつだって初めてやるときのように取り組んで、そのプロセスを繰り返して気付いたら成長していたり改善していたりするもの。

だから視力改善も、目をよくすることがゴールなのではなくて、シンプルなことを繰り返すプロセスそのものがもう癒しなんだなぁ。

 

…ちょっと話がそれましたが、「自分で悪くしたものは、自分で治せる」という私のポリシーにしっくりくる内容の本でした。

今気になっているのは、目がエネルギーの出入り口だとすると、目に入ってくる光がインプットだとして、アウトプットは何なのか??ということ。ジェイコブさんの前著『光の医学』で、眼が反射する光のスペクトラムには個人差がある、というくだりがあるのだけれど、その辺をもっと詳しく知りたい。目力とは何なのか、とも通じるところがあるかもしれない。

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次回朝カル講座は今月14日(土)です。奇しくもテーマは目。
シンプルなことをただただ丁寧にやります。
https://www.asahiculture.jp/shinjuku/course/6a01079e-6868-1ab7-5f0a-5808996b0796

 

 

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