骨間筋の感覚をとりもどす

グラウンディングWSの準備で自分の足を触り倒していたら、骨間筋の感覚が薄かったことに気が付きました。

骨間筋とは・・・

足の指は見える部分だけが指なのではなく、指の骨は実は足の甲部分から始まっています。中足骨(ちゅうそっこつ)と呼ばれるこの「見えない部分の指」の間にあるのが骨間筋。足の甲側と裏側と2種類が重なるようになっていて、甲側の背側骨間筋は足の指を開くのがお仕事。裏側の底側骨間筋は、反対に指を閉じるのがお仕事。一番深い層にある筋肉なので、感覚がなくなりやすいところだけど安定性においての重要度はとても高い。

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この背側と底側の骨間筋のバランスが、足の横アーチの維持にとっても重要なのです。

バレエで足先をポイントするとき、体幹からのラインが途切れてしまって、鎌足になったり逆鎌になったり、うまくつながらないのがしばらく課題でしたが、骨間筋に意識が入ったらようやくラインがつながりました。

驚いたのは、これで股関節の操作がぐっとクリアになったこと。はまりきらない、もやっとした感覚がなくなって、大腿骨頭がずいぶんはっきり見えるようになりました。

さらには左の前鋸筋~腹斜筋までのつながりがどうしても切れてしまうのも、左足の骨間筋はじめとするアーチのキープ力の弱さが関係していたもよう。

 

今までの経験から、股関節の自由を得るには、むやみにストレッチするより足の内在筋を使える状態にしてあげるほうが効果的だと感じています。土台が変わって、立位、歩行のバランスが変わると、自然に柔軟性が高くなっていく。どこかが硬いのは、そこ自体に問題があるというよりは、他にうまく使えていない場所があってからだのつながりが途絶えてしまっている、ということの結果であることのほうが圧倒的に多いので、見えているところを一生懸命伸ばすのではなく、使えてない空白の場所を埋めていく方が早い。

近位(体幹に近い箇所)の不自由は遠位(体幹から遠い場所)から解決すべし!ということで、手足の内在筋トレーニングに励みたいと思います。

 

 

 

 

 

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