物を大事にすることは、自分を大事にすること

7月の朝カルWS、テーマは「ハートにつながる手」でした。

肩~腕~手の構造の解説から始まり、構造にしたがった本来の腕の動きのエクササイズをご紹介。シンプルな解剖の知識を知るだけで動き方はあっという間に変わります。

ペアワークで「頭にぶら下がった手」と「ハートにつながる手」の違いを味わったあとは、手のひらの感覚、脇の感覚を活性化させて物を持つ練習。何気なくいつも通りに持つのと、感覚を呼び起こして持つのでは動きの質がすっかり変わります。

 

今回一番お伝えしたかった裏テーマは、「物を大事にすることは自分を大事にすること」。
貴重なもの、大切なもの、生きているものに触れようとするとき、手のセンサーが活性化して、全身のコーディネーションが自然に整います。
(『感じる力でからだが変わる~新しい姿勢のルール』ではスキンインテリジェンスについての章に詳しく書かれています)

大切だ、守りたい、愛おしい、大事にしよう、というハートの想いが、からだを整えてくれるって、なんて素敵なんだろうと思うのです。

外の世界に対する行為(態度)は、そのまま自分に返ってくる。だから物を丁寧に扱うということは、他人のため、他物のためではなく、自分のための行為。

丁寧な所作をうつくしいと感じるのは、そのコーディネーションの優雅さだけでなく、その人が自分自身を大切にしている姿勢に共鳴しているのだと思います。

 

 

 

 

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