あなたは「自然治癒力」を信じていますか?
その昔、私はそれをおとぎ話のようなものだと思っていました。
ときどき耳にはするけれど、実感が湧く言葉ではなく、
胃が痛ければ胃薬を、
頭が痛ければ頭痛薬を、
関節が痛ければシップを使い、
「この薬が私のからだを治してくれているのだ」と信じていました。
これは、
私のからだには力がない、力があるのは薬、という前提。
でも本当はそうじゃない。
治ったのは私のからだの力。薬はあくまで治る環境を整える力を貸してくれただけ。
「治してくれるのは薬/他人」VS「私には治る力がある」
この前提の違い、分かるでしょうか?
どんな治療を受けたとしても、薬を飲んだとしても、
実際からだに変化を起こしているのは、からだの力。
自分で自分を治すことができる。
自分で自分を変えられる。
この力を潜在的に信じていられることは、
私たちに大きな自信と強さを与えてくれます。
ロルフィングもおんなじで、
私がセッションでやっているのは、
からだが治ろうとする力が発揮されやすくなる環境を提供すること。
セッションで起きた変化は、
私の手柄(笑)などではなく、
あなた自身のからだの力によるものです。
ちょっとでも変化を感じたならば、
すごいな、私の力!
とからだを称賛してあげてください。
自分には治る力がある、ということが
からだのレベルで腑に落ちると、
生きていくうえでとても大きな力になってくれます。
治る力に気付いていることは、
実際に治ること以上に大事なのかもしれません。