背筋を伸ばすより大事なこと

英語なんですが、たまたま目に留まった記事。

Don’t say “Sit up straight!” Say “Park your pelvis!”

日本語だと、

「背筋を伸ばして!」じゃなくて

「骨盤を降ろして!」って言いましょう

といった感じでしょうか。

 

子どもが背中を丸めて座っているときに、

背筋を伸ばしてって言っちゃだめ。

土台である骨盤の座りがよければ、

背中は自然と伸びていくよ、という内容です。

 

いい姿勢といえば、思い浮かぶのは

真っ直ぐな背中、開いた胸。

 

でもこれを形で作ろうとすると、

背中の筋肉を変に使いすぎてとても疲れます。

で、「いい姿勢は大変」と思ってしまったりする。

 

背筋は「伸ばす」ものではなく、

自然に「伸びる」もの。

 

無理やり伸ばす必要はなく、

自然と伸びる条件を整えてあげればいいわけです。

で、その条件というのは、

骨盤がうまく接地できていること。

 

家を建てるのと同じで、土台が何より大事!

ロルフィングでもワークショップでも、

いつも接地面を感じることの大切さをお話しています。

 

リンクした記事の中ほどに、

骨盤がうまく接地している写真(左)と、

そうでない写真(右)が載っています。

 

これを見ると、土台(骨盤)が安定すれば、

背骨は自然と伸びやすくなる、

というのがよく分かるはず。

逆に言うと、土台が安定しなければ、

どんなに背筋を伸ばしても、

いい姿勢にはならない、ということです。

 

見た目でどうこうしようとしないで、

「なぜそれが起きているか?」を

考える習慣をもつことはとっても大事。

 

「猫背がいやだ」→「背筋を伸ばそう」

ではなくて、

「猫背がいやだ」→「どうして猫背になっているんだろう?」

を考えていくと、

 

・猫背になるような姿勢を長時間取っている

・プレッシャーやストレスを感じて、無意識に「守り」の姿勢を取っている

・そもそも猫背じゃなく立てる方法をからだが知らない/忘れてしまっている

・内臓の調子が悪い(これもまた「守り」の一つ)

・PC、スマホ、テレビの見すぎ

 

などなど、いろんな要素が見えてきます。

でもどれも、基本は

「土台をしっかりさせること」

で改善していきます。

 

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