あともう少しで平成が終わる。
別に今日は今日だし、明日は明日だ、と思っていたけど
退位の儀の中継で天皇陛下のお姿を見ていたら
やっぱり感慨深くなってしまった。
平成の30年。
ちょうど10代から30代を過ごしたことに今気づく。
1989年という1つの年に、昭和64年と平成元年という2つの年が入ることが、10才の私には不思議で仕方なかったんだけど、40才になった今はちゃんと理解できてることにほっとした。
平成は、からだとの闘いと和解の30年、だったように思う。
規律性調節障害といわれ、いつも不調だった10代。
ストレスと緊張でガチガチの中、バレエでどうにか生き延びた20代。
藁をもつかむ思いで、ボディーワークの世界に飛び込んだ30代。
からだにひたすら向き合ってきた30代のおかげで
40才になった私は、今が一番元気だと感じているし、
まだまだこの先ももっとよくなるとさえ確信している。
ああ、しあわせだ。
本当に、このからだがあることがしあわせだ。
この数ヵ月、この先の方向性に迷いに迷っていた私は
カウンセリングのようなものを受けたのだけど、
そこで「何を伝えたいか」という話になったときに
「からだがあるということのしあわせ」
と言葉にした瞬間、ぶわっと胸が熱くなって、涙が出そうになった。
何かをしなくても、もうからだがあるだけで
こんなにもしあわせって感じることができるんだよ
からだがあるっていうのは、最高のことなんだよ
こんなにも、このことを私は伝えたいと思っているのかとびっくりした。
平成最後の時間に、自分の熱の中心に気付くことができて本当に良かったと思う。
からだとの和解を果たすことができた平成。
令和の時代は、なんだろう?
自分自身と向き合う<内>への方向性から、これまでの経験をアウトプットする<外>への方向にシフトしていきたい。
そのための強さを、軸を、もっと確かなものにしていきたい。
ありがとう、平成。
思い残すことは何もなし!
頑張りすぎてた自分も執着も全部おいて、軽やかに令和をスタートするんだ。