10回目のセッションに来られた方、ベッドから降りて歩いてみて、
「実体感がない」とのこと。
からだの「実体感」ってなんでしょう?
たぶんほとんどの人は、重さとか硬さとか、「なんか頑張ってる感じ」=「からだというもの」になってしまっている気がします。
だから、努力感なく動けてしまうと、実体がなくなったように感じる。
でもね、こちらが本来の状態なんです。
楽でいい、軽くていい、頑張ってなくていい。
頑張ることが良きことだというのは、もう古き時代の考え方。
ロルフィングの10回のセッションの中でやっているのは、そういうフェイクな実体感の引き算です。
「一つのまとまり」としての状態を取り戻し、
足は地に、頭は天に向かい、
筋力ではなく張力で動き、
360度死角なし。
そういうからだは、からだのことを知らない人が見ても有無を言わさぬ存在感がある。
今日は、美しい10回目の締めくくりに出会えた良き日でありました。
ありがとうございました。