「なぜロルフィングを受けようと思ったのですか?」
という質問に、
「この痛みをなくしたいんです」
と答えられる方はとても多いです。
痛みをなくしたい、というのは、最初の動機付けとしてはもちろんOK。
痛いの、いやだし、つらいし、なくしたいですよね。
でも「痛みをなくす」って、実は目標設定のやり方としては50点。
そもそも人生に痛みはつきもので。
痛み=悪いもの、ではなくて、「何かちょっとおかしいよ~」というからだからのお知らせなので、ちゃんと痛みを感じられるというのはとても大事なこと。
まず痛みは悪者ではなく、メッセージなんだ、と発想を変えてみましょう。
そして、セッションを受けていく中で、少しずつ痛みが和らいできたり、自分の中で痛みとの付き合い方が分かってきたら、
- 痛みがない状態って、どんな感じだろう?
- それはどんな気分になるだろう?
- その感じで、その気分で、何がしたいだろう?
って、考えてみてください。
痛みがなくなった、その先を考えてみる。
- 踊りたい?
- 旅したい?
- 諦めてた趣味を再開してみる?
- 新しい仕事を始める?
- 朝のジョギングとかしてみちゃう?
実際セッションでそういう質問をすることもあります。
「え~???分かりません~」
と言ってた方も、少し間をおいて「そういえば・・・」とやりたかったことを思い出して、ちょっと照れくさそうに教えてくれたりします。
もちろん恥ずかしかったら、言わなくていいですよ!でも自分の中では明確にしておくことをオススメします。
本当にからだが辛いときは、そんなこと考えられないし、考えたくないと思うかもしれません。でもちょっと余裕がでてきたら、ぜひぜひ考えてみてください。
「その先」が見えているかどうかで、変化のプロセスは変わっていきます。
そして、今この瞬間からでもできることがあるならば、ちょっとでいいからやりはじめちゃいましょう。実際動けなくても、写真を眺めたり、本を買ってみたり、妄想するだけでもいいから。
からだのオーナーとしてのあなたは、「痛みがない」の先に何を望んでいるのか。
これがはっきりしていればしているほど、いろんな変化が起こりやすくなります。