サポートの感覚

この間朝カルでさらっと
「サポート」という言葉を使ったら、
「サポートってなんですか?」というご質問がありました。

今まであまりちゃんと説明したことがなかったのですが、
私なりの理解について書こうと思います。

 

で、サポートの感覚とはなんでしょう。
日本語で言うと「支え」。

例えば立っているときだったら、

① 接地面(地面)をみつける
② 重さを接地面に委ねる
③ 接地面に委ねた重さから生まれる反力を受け取る

という一連の行為から生まれるのがサポートです。
必ずサポートを提供してくれる対象があり、
関係性の中で生まれる感覚です。

立っているときは地面から。
座っているときだったら、
おしりは椅子から、足は地面から、
サポートを受け取っています。

空間のサポートというのもあって、
この場合は、接地面=皮膚になります。
皮膚感覚がオンになることで、空間に支えてもらう。

ふだん意識されることは少ないけれど、
空間を認識することで
私たちはからだのバランスをとっています。

バランスを支えてくれるもの=サポート。
だから実際に触れて、重さをかけられるものだけが
サポートというわけではありません。

 

ということで、私の言うサポートは、
サポートを与えてくれる対象がなんであれ、

認識して
⬇︎
委ねて
⬇︎
受け取る

という3ステップから成り立っています。

 

これが、接地面に気が付かず、
重さを下に流せることに気が付かず、
自分一人で踏ん張って頑張っている・・・
となるとサポートは受け取れません。

サポートは、からだを支えてくれる
環境とのコミュニケーション。
そのコミュニケーションの言語となるのが感覚です。

 

 

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