感覚を使って上手に「寝る」

一日中頑張って動いていたからだは
横になってもすぐにスイッチOFFにはなれません。
起きているときのまま筋肉が働き続けているような状態です。

そんなときは、感覚を使って、
「もう重力の中で頑張っていなくてもいいのだ」
ということを脳に教えてあげる必要があります。

ほんの数分、寝る前の時間を使ってやってあげるだけで
緊張が緩んで眠りの質がよくなります。
やっている途中で寝落ちしてしまうことも、しばしば・・・

寝ても疲れが取れない、
寝つきが悪い、という方には特におすすめ。

お休み前の習慣に、
ヨガをやっている人はシャバアーサナの時間に、
ぜひぜひ取り入れてほしい感覚ワークです。

– – – –

 

① 寝ます(布団でも、ベッドでも、床でも)

 

② 寝ている状態を確認します

例えば・・・

● からだのどこが付いていて、どこが浮いている?

● 圧のかかり方は均一?

● 腰は反っている?

● 力の抜けていない場所はある?

確認ができたら、

 

③  接地面を感じるワーク

● 自分のからだの背面が、ベッド(布団、床)に触れていることに気付きます

● 自分の皮膚が、柔らかくシーツに馴染んでいくのをイメージします

● ベッドに、「触られている」と思ってみましょう

 

④ 支えを感じるワーク

● ベッドが自分のからだを下から支えてくれていることに気付きます

● 自分の力で立っていなくてもいいのだ、と思ってみましょう

● ベッドの下の床の存在、その支えに気付きます

● 床の下の地面、地球の支えに気付きます

 

⑤ 今の状態を観察します

やっている途中で呼吸が深くなったり、
からだの緊張が抜けていくことに
気が付くかもしれません。

完璧に身を委ねられている、と思えなくても、
やる前に比べて少しでも接地面が増えていたり
少しでも力が抜けていたら、
どんなに小さくても変化が起きたのだ、ということを大事にします。

完璧はめざさないことが肝心。

 

 

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