食べ物に振り回されない自分になる

去年受講して、とーーーっても役立った講座、「自分に優しい食事の基本~料理が出来なくたってできるマクロビオティック生活」。その続編に参加してました。

講師は風の音治療院@札幌の安部さんです。
安部さんについてはこちらを)

 

陰陽の基本的な仕組みと、どんなときにどういう食べ物が欲しくなるのか、ということを学んだのが前回。あれから時間をかけて、「振り返る」ことがずいぶん習慣化された気がします。

振り返る、というのは、食欲の衝動が起きたとき、欲求のままに口にするのではなくて、欲求から自分を切り離して、こんなふうに段階的に自分の状況を観察する、ということ。

① ○○を食べたい(飲みたい)!!という衝動に気付く
② 自分が緊張していて、からだを緩めたくて欲していることを自覚する
③ そんな頑張った自分をねぎらう(ここ重要!)
④ 何を食べるのかを再検討する
⑤ どうしてここまで緊張したのかを振り返る

 

たとえば、ひと仕事終わって「あー!コーヒーと甘いもの!」ってなったときに、衝動的に口にしてしまうのではなく、まず「ああ、自分はからだを緩めたいんだ」ということに気づく。

(まずここで気付く、というのを習慣づけるのが結構大変。なにせ疲れて甘いものクレクレ状態になってるときは、思考が正常に機能してないから、欲求のままに突っ走ろうとする自我にストップをかけるには、ちょっと根気と時間が必要でした。)

で、その上で、しょうがないよ、こんなに疲れてるんだからコーヒー&スイーツ必要だよね、という選択をする。そしてよく頑張った、えらい偉いと自分をねぎらいながら美味しくいただきます。

で、これに慣れてくると、そこまで致命的に疲れてるのでなければ、コーヒーじゃなくてハーブティーとか、少し優しめのものを選んだり、カフェラテにしてスイーツはやめておこう、とか、アロマ焚いてみる、ちょっとからだを動かしてみる、という選択もできるようになってきました。

要は緊張が緩めばいいのだから、そのときどういう緩め方がこころとからだにとってベストなのかを考えればいいわけです。

そしてからだが緩んで落ち着いたら、どうしてそんなに緊張した状態になってしまったのかを振り返る。

慣れないことをしたとか、キャパを超える予約をこなしてしまったとか、急ぎの仕事で慌てていたとか…いろいろありますが、どれも氣を消耗しすぎちゃったのが原因なので、どうしたらここまで消耗しなくてすむだろう、というところに思考を使います。

時間をかけてゆっくりとこの振り返りが定着してきたら、からだが本当に欲しているものが前より分かるようになってきました。

大事なのは、自分で自分の状況が分かっていて、最適なアクションを選択できているかどうか。甘いものを食べるか我慢できるかという次元の問題じゃなかったんだなぁ。

自分のからだと会話しながら、その時その時の最善を選ぶ。最善というのは、場合によってはコーヒー&スイーツに落ち着くことだってある。でもいつもいつも主体性をもって選択していることが、振り回されない自分を作っていく。

振り返る、というシンプルな作業の積み重ねで、少しずつ少しずつ、食べ物に振り回されることが少なくなってきました

 

と、講座の感想を書こうと思ったのに、自分のここまでの振り返りで長くなってしまったので、それはまた次回に・・・

 

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