ロルフィングをしています、というと、「どうしてロルファーになったの?」とよく聞かれます。
ちょっと長いですが、私とロルフィングの出会いについて。
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私がからだのことに興味を持つようになったきっかけは、
大人になってから始めた趣味のクラシックバレエでした。
就職して親元をはなれ、22才で念願のバレエを習いだしたとき、
ほんとうに楽しくて楽しくて、会社帰りのおけいこにすぐ夢中になりました。
でもそれまでほとんど運動してこなかった人間が
バレリーナのように軽やかに優雅に踊れるわけもなく・・・。
今思えば、「からだの使い方」なんて考えもせず
ただ力任せにマネするばかり。
そうしたら、筋肉で脚がどんどん太くなり、
股関節を悪くして、脚が上がらなくなり・・・。
「もっと力抜いて!」
「もっと楽に!」
「頭で考えすぎ!」
そんな先生の愛ある喝をあびながら、
「どうして力を抜けないんだろう」
「どうして楽にできないんだろう」
「どうして考えちゃうんだろう」
とさんざん悩んで、そしてようやく
「もしかしてからだの使い方が間違ってる・・・?」
と考えるようになりました。
整体、マッサージ、鍼にもさんざん通ったけれど、
いつもすぐ元に戻ってしまっていたのも、そう気が付いた理由の一つ。
どんなにほぐしてもらっても、
どんなに調整してもらっても、
自分がからだをどう使っているかが変わらなければ
結局その状態から抜け出すことはできないんです。
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からだのバランスを整えながら、
動きのパターン自体を変えていくことのできるロルフィング。
はじめてセッションを受けた帰り道、
「これなら変われるかも・・・」と、
はじめて自分のからだの可能性みたいなものを感じました。
そして10回のセッションを終えた約半年後、
会社をやめて、アメリカのコロラド州ボルダーという場所で
ロルフィングのトレーニングをスタートしました。
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運動していてもしていなくても、
誰でもどんな人でも、からだの悩みはもっているもの。
そしてその悩みに、仕事や生活、人生までもが影響されていることは少なくありません。
(影響されていることに気づいていないことも多いかもしれません。)
自分のからだはこうなのだ、と受け入れるのも一つの方法。
けれど人のからだは一生変わり続けるもの。
ちょっとしたきっかけで、その悩みをなくすことができるかもしれないし、
自分のからだをもっと好きになれるかもしれません。
そんな「ちょっとしたきっかけ」があるということを、
たくさんの人に知ってもらいたい!というのが
私がロルファーになったいちばんの理由です。